なるほどサイエンス(「異常な2018年」を心に刻む)

「異常な2018年」を心に刻む

 
みなさんにとって、2018年はどんな年でしたか。私の心に深く刻まれたのは、一連の自然災害です。

1月の群馬・草津白根山の噴火、2月の福井県などでの豪雪に始まり、6月の大阪府北部地震では6人が死亡、5万棟以上の建物に被害が出ました。

そして、夏。7月の西日本豪雨は広島、岡山、愛媛各県などに大被害をもたらし、死者・行方不明者は計約230人に達しました。
その復旧を阻むかのように日本を襲ったのが、猛暑です。消防庁によると、7、8月に熱中症で亡くなった人は、全国で153人。この猛暑は「命に関わる危険な暑さ」という言葉とともに後世に伝わるでしょう。

9月に入っても台風21号、北海道胆振東部地震と、自然災害が続きます。

日本はいま地震の活動期に入っているといわれます。そこに、豪雨や猛暑などが追い打ちをかけてきました。後者は地球温暖化と無縁ではありません。

「地球は(病気で)熱が出ている」私が米国に駐在していた07年、アル・ゴア元副大統領は米国の上下両院の公聴会でこう述べ、議会側に温暖化対策の実施を強く求めました。

それから11年。残念ながら、病気は悪化しているようです。「(明日の予想最高気温は)東京、名古屋で44度」。環境省制作の動画「2100年 未来の天気予報」は温暖化対策を怠ったときの未来を、こう描きました。

「異常な2018年」を一人ひとりが心に刻み、温暖化対策につなげていく必要がありそうです。

朝日新聞編集委員 上田 俊英



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