未来のためにできること(日本は先進国か? )

日本は先進国か?

 
先進国であるはずの日本ですが、「持続可能性」という面で、国際的にはこのところ遅れが目立っています。
 
環境NGOが2018年1月、日本政府に国内の象牙取引の停止を求めました。日本から中国への密輸が横行しているからです。中国は昨年末、国内の象牙製品の製造・販売・取引を原則禁止しました。
 
太平洋クロマグロは、乱獲によって漁獲量が急減しているにもかかわらず、日本では承認を得ない操業や漁獲の未報告が相次ぎ、昨年は国際的に約束した漁獲上限も守れませんでした。
 
地球温暖化対策では、中国が昨年末に二酸化炭素(CO2)排出量取引の全国市場を設立したのに対し、日本では経済界が反対しているため、導入のめどが立っていません。この仕組みは世界では42カ国、52地域に広がり、日中韓で日本だけが取り残されています。
 
02年から14年のGDP成長率(名目)と温室効果ガスの削減率の関係を見ると、英国は62.1%成長で24.8%削減、ドイツは32%成長で13%削減なのに、日本はマイナス0.4%成長で1.9%削減。日本では、経済成長もCO2削減もうまく行っていません。
 
未来世代に持続可能な日本を引き継ぐために、政治のリーダーシップが問われています。 (おわり)


押収された象牙の印材
=2017年12月、東京湾岸署


朝日新聞編集委員 石井 徹



<< 旅のアクセント(…
鶏ささ身のおろし… >>
一覧へ

▼おすすめ情報ランダムPICKUP▼

百舌/鎌倉中央