銀幕を生きる(俳優・・役所広司さん)

俳優・役所広司さん

 
公開中の「関ケ原」で、真面目過ぎる主人公の石田三成(岡田准一さん)を翻弄するのがタヌキおやじの徳川家康です。演じるのは役所広司さん。同じく公開中の「三度目の殺人」でも強盗殺人の被告として、福山雅治さん演じる弁護士を翻弄しています。格好いい男性をやっつける姿に、冴えない男性としてはちょっとスカっとしたりして……。
 
役所さんには何度かお目に掛かっていますが、格好よくて、穏やかで、しかもユーモアがあります。
 
先日、「関ケ原」について岡田さんと対談してもらいました。「関ケ原」の監督は原田眞人さんです。役所さんとは1995年の「KAMIKAZE TAXI」で組んで以来、「金融腐蝕列島 呪縛」(99年) 「日本のいちばん長い日」(2015年)など、原田映画には欠かせない存在です。
 
原田映画の特徴である疾走感については「あれ?俺、こんなに間のない芝居したっけな、と思っていたら、編集で全部切ってましたからね」。セリフの速度については「字幕スーパーを入れないといけないくらい速い。しゃべる俳優も大変だけど、聞く観客も大変ですよね」。また、現場での厳しさについては「周りが怒られているのを見ていると、本当は俺に怒りたいのかな、と思うことがありますよ」。ツーカーの仲だからこそ言えるユーモアたっぷりのお話に、ずっと笑わされっぱなしでした。
 
原田監督以外にも、黒沢清さんや周防正行さんら、役所さんを重用する監督はとても多く、彼らが使いたがる理由がとてもよく分かります。

朝日新聞編集委員 石飛 徳樹



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